後藤健二氏関連報道で思うこと 柳澤さんの言う通り

後藤健二氏関連報道で思うこと 柳澤さんの言う通り

 後藤さんが本当に伝えたかったことを考える

 

NHKの『あさイチ』という番組をご存知ですか?

NHKなのにNHKらしくない、朝の番組です。

 

有働由美子アナウンサー、V6の井ノ原快彦くんと

NHK解説委員の柳澤秀夫さんがメインで

毎朝かなり突っ込んだ話題で人気なんですが、

今朝の番組は、いつもの楽しい雰囲気とは違ったものでした。

 

いつもなら、直前のNHKテレビ小説の展開を受けて

あーだこーだ言いながら始まるんですが、

今朝はその話題を遮って

柳澤さんがいつものとぼけたおじさんキャラをはずじて

語りました。

約1分。

 

柳澤さんの言葉に、

ここ1周間何か腑に落ちなかったものが、

ストンと落ちた気がしました。

 

一人で噛み締めていようと思いましたが、

運良くというか偶然、同じように思った方が

そのコメントを文字起こししてくださっていたので

ちょっと載せてみます。

 


 

 

「冒頭なんですけど、すみません。昨日から今日にかけて

大きいニュースになってきた後藤健二さんなんですけど、

ちょっと、あえて、冒頭で、一言だけ・・・。

僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、

一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、

あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、

ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、

後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。

戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、

つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。

それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、

繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。

われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、

この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。

それが後藤さんが一番、望んでいることじゃないか。

そう思ったものですから、冒頭なんですけど、ちょっとお話をさせてもらいました。」

 


 

 

これですよ。

引っかかってたのは。

捉えられた後藤さんの姿が最初にTVに現れたときから、

それはもうどこの局も、

ぎゃあぎゃあと勝手なことを騒ぎ立ててきました。

それこそ好き放題。

 

後藤さんが殺害され、日本人が奴ら(名前を出すのもおぞましいので言いません)の

攻撃対象となったと知るやいなや、

今度はどうすれば日本人がヤラれないで済むかということに

関心がかっさらわれた感があります。

 

今考えるべきことはそこじゃない!

今朝柳澤さんのコメントを聞いて、

心底納得しました。

 

柳澤さんはいつもとぼけたことばかり言ってますが、

国際部記者として20年間、バンコク、マニラ、カイロなどで

紛争地域を取材してきたスゴイ人。

後藤さんとも個人的な交流があったようです。

 

後藤さんの第一報以来、柳澤さんは初めて語りました。

懸案中一切言葉を発しなかったのは、

本当に真剣に後藤さんの無事を願い、

現地の事象と向き合っていたからだと思います。

だからこそ、彼の言葉が重いのです。

 

「奴らは人間ではない。と割りきってしまうと

そこで思考停止になってしまう。

だから、彼らの行動をしっかり分析する必要がある。」

 

と誰かが言っていました。

あまりにも一般人で、接点のない私には

そんな研究をすることもできませんけど、

後藤さんが伝えたかったメッセージについては

考えることができます。

 

自分に何ができるのか。

わたしも考えようと思います。