スピーキングのコツ
- 2014.05.30
- 思うこと
わたしは人と話をするのが苦手です。
別に人と接するのが嫌いという訳ではないのですが、三人以上を相手にするような席になると、もう
ちょっと緊張してしまいます。
それでも話さなければならないことはあるので、
結構努力して、人前で上がっているのがバレないようにはなったと思います(自分だけかも知れませんが……)。
今日は、イムラン先生も著書の中でコラムとして書いていらっしゃる
「スピーキングのコツ」について書いてみます。
話が苦手な人は、往往にして「何を話せばいいのか分からない。」と言います。
何か質問されたとき、例えば
「昨日のドラマどうだった?」と訊かれて
「面白かった」「つまらなかった」で終わってしまって次の質問を待つばかり、
典型的受け身型の会話をする人がいます。
かく言うわたしも、学生の頃ある経験をしました。
まさにスピーキングの授業。
イギリス人の先生が出した課題は、
トピックをひとつ考えて、それについてクラスの前でスピーチするというものです。
わたしは、少し前に観た映画について話すことにしましたが、
本当に、「わたしは日曜に友達と◯◯という映画を観ました。面白かったです……」
で止まってしまって、後は頭の中がまっ白になってしまいました。
そのとき先生が、一枚のカードをわたしに手渡しました。
そこには「How?」と書かれたいたので、
わたしは、映画のどのへんが面白かったのか、少ないボキャブラリーを引きずり出して
なんとか答えました。
すると、またカードが来ます。
今度は「Why?」でした。
なぜ面白いと感じたのか? んんん〜〜〜 (^0^;)
また必死にひねり出して答えます。もう汗だくです。
やっと答え終わったと思ったら、またカードが!
またもや「Why?」。
その後も連続で「Why?」カードを3回出されて、
本当にクタクタになりました。
でも、実はこのカードが、スピーキングの組み立てにおいて
非常に重要な意味を成していたのです。
わたしのように「Why?」四連発は先生のやり過ぎですが、
普段のスピーキングでは、常に頭に置いておくべきキーとなります。
例えば、わたしのような映画についてを話そうとする場合、
まずは、「映画を観た」⇒「面白かった/つまらなかった」と直接的な結論を述べます。
そして、その次に、答えを説明をしていく訳です。
「面白かった/つまらなかった」箇所、「何が」そう感じさせたのか。
そして「何故」そう感じたのか、というように、
後からどんどん説明を付け足していけば良いのです。
それだけで、『愛想の無い人』から脱却できます!
いつでもどこでも、この組み立てを考えながら話せば、
いつの間にか、お話上手になっているかもしれませんよ。
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