『似合ってますよ。』の主役は人かモノか
- 2014.08.18
- 使える英語表現 英語/English
「on you」で主役を示す英語表現
あっという間にお盆も過ぎました。
今日初めてツクツクボウシの鳴き声を聞いて、秋の気配が……
と言いたいけど、今日もメチャメチャ暑いです。
さてさて、今日の言葉『似合ってますよ。』は
通常の会話でもよく使います。
いつも会っている人が髪型を変えて来たときとか、
見覚えのない服を着て来たとき。
サラッと「似合ってるよ」と言いたいし、
自分もそういわれたら嬉しいので、
個人的にはよく言います。
ただ、これを英語で言うと?
先に答えを言いましょう。
「似合ってますよ。」= ”It looks good on you.”
日本語から英語に直そうとするとき、毎回考えなくてはならないのが
「主語」「目的語」の存在です。
日本語は往々にして主語を省略しますので、
改めて考えると分からないことがあったりするのです。
単に「似合ってるよ」と言うとき、
この文章の主役は何で、何を指して言いたいのでしょうか。
いわゆる「◯◯が」と「◯◯に」の部分ですね。
例えば、相手が着ている服を指して言うなら
「服があなたに似合っている」という文章をあらかじめ作る必要があります。
ここで日本語と同じように何かを省略してしまうと
“It looks good.”「その服いいね」とか
“Looks good.”「元気そうだね」とか
“Looks good on you.” に至っては「何が?」とツッコミを入れられてしまいます。
この文章の主役は、「あなた」だということを忘れないでください。
「on you」で「あなただからこそ」ソレが良いものに見えるという感じです。
長くないので、この形で覚えましょう。
人を慰めるときの決まり文句をひとつ。
“Smile! It looks good on you.” =「笑って! 君には笑顔が似合うよ」
……日本語ではなかなか言えない台詞です。
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