おかえりなさい。

おかえりなさい。

 

日本語と外国語の変換について考えていてよく行き当たるのは

日本語に対応する言葉は他の言語にない、という状況です。

よく話に出てくるのは「もったいない」だとか「いただきます」という日本的精神性の高い言葉です。

「いってらっしゃい」「おかえりなさい」もそうですね。

いずれも直訳がないんです。

そこで考えるのは、日本語でこういう言葉を使う時、

いったいどういう気持ちでそれを言っているのか、ということ。

今日のところは「おかえりなさい」を考えてみることにしましょう。

 

「おかえりなさい」は、仕事や学校、あるいはどこか出先から帰って来た人に対して使うことが多いですが、

そのとき、いったいどういう気持ちで言うでしょうか。

「おつかれさまでした」「何か良いことあった?」「何も悪いことはなかった?」「今日はどうだった?」

こんな感じでしょうか。

全部、今帰って来た相手を気遣う言葉ですね。

ここから言えるのは、「おかえりなさい」を英語に変換しようとするとき、

基本的に上記のような感情を載せて言うなら何でも良いということです。

今回採用するのはこれです。“How was your day?”

会社から帰って来た人に対してなら ” How was your work?”

学校なら “How was your school?”

「How was ◯◯?」というように、相手が体験して来たことを尋ねるのが

すなわち「おかえりなさい」ということになるのですね。

たまに「welcome」に「back」がついて「welcome back」=「おかえりなさい」と言うことがありますが、

これは長期間遠い所に行っていた人が帰って来た場合に使います。

ちょっと学校や会社に行っていた人には使わないので気をつけましょう。